うめぼしの種
ヲタクの生態、日常のこと、色々。 現在デュラララ(シズイザ)、進撃の巨人(エレリ)にハマリ中。MOEの続く限りゴニョゴニョと。 BLにご理解ない方はお戻り下さいませ。
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2012
08,12
00:02
夏コミ!とSCCサンプル
CATEGORY[未選択]
夏コミも2日目終了ですね。
今日も行かれた方は、楽しんでこられたでしょうか?
今年の夏は結構多忙と言うか、お盆の時期に色々詰めすぎて、
夏コミ → 引っ越し → インテ
と言うハードスケジュールです。
大きなイベントはおまけのミニ本を作りたいと思っているんですが、今回はマジ厳しい!
今日も引っ越しの準備全然できてないけど、夏コミ2日目行こ~と出発間際に、
引越し屋さんから「進み具合はどうですか?」の確認電話が来て諦めました・・・・orz
ちょ、見張られてる?
今回は『折原を泣かせよう』が自分的テーマでした。
泣き顔にグッとくる!!
タイトルはアンジェラアキの歌詞から。
可愛いなと思って拝借しました。本の中身が可愛いかは疑問ですが!
以下サンプルです。
『すきになってもいいですか』
シズちゃんに抱かれた。
何て言うか、あれよあれよの出来事で、訳が分からないうちに最後までやられてしまった。
最悪の出会いから数年経った今になって何でそんな気になったのか、皆目見当がつかない。のこのこ池袋まで出掛けた俺が悪いのか?いや、断じて違う。行動は個人の自由だし、俺はれっきとした被害者だ。
きっと十人に話したら十人とも俺に軍配を上げるだろう。この件に関して俺は白、シズちゃんは真っ黒だ。
新宿に事務所を移してから、少し足が遠のいた池袋だけど、今でも良く行く場所のベスト3に入る。関東屈指の巨大都市の一つだし、専ら本業より力を入れてる趣味でのフィールドだ。
もっとも、裏で画策して火種を燻らせることはしても、きな臭いことに俺自身が表に出ることはめっきり少なくなった。
あの街には無駄に鼻の利く狂犬がいるから、絶対に邪魔されるし、俺自身が出て行かなくても『事件の裏に折原臨也』が合言葉になってる節がある。まぁ、否定はしないって言うか、ぶっちゃけ合ってる。
ばれてるなら裏で操作した方が発見までにタイムラグが出来て、成功率が上がる。自分で動く方が早いし、周囲の反応を楽しめて良いんだけど、結局邪魔が入って頓挫してしまうことを考えると、影からこっそりっていうのが最近のセオリーになりつつある。
だから、あの日珍しく表立って池袋に行ったのは、純粋にシズちゃんをからかうため。
シズちゃんにしてみたら、うぜぇ、ムカつく、ノミ蟲野郎ってパターン化された貧困すぎる語彙で罵るところだろうけど、今となっちゃシズちゃんの感情なんて知ったこっちゃない。
全くもって有り難くないことに、そんな罵詈雑言を吐く相手に盛ったのはどこのどいつだよって事実を突きつけることが、今の俺には出来ちゃうわけで。
ずっと昔、まだ高校生の頃の新羅の迷言にシズちゃんには『折原臨也センサー』が付いてる、ってのがある。
そのネーミングセンスゼロのセンサーが付いてるからか、八割って言う微妙な匙加減でこっちが見つける前に見つけてくれちゃうシズちゃんに辟易する。いつか、そのセンサーをへし折ってやりたい。
俺が視界に入るだけでぶち切れるんだから、そのセンサーを回避用に使えば良いのに、あの日もご丁寧に探索用に使ったシズちゃんは、問答無用でコンビニのゴミ箱を投擲してきた。
今更、そんなものの餌食になるはずもない俺は華麗に逃げて巻いたと思ったんだけど、異常な嗅覚のシズちゃんに待ち伏せられてしまった。逃げ込んだ先もまずかった。
袋小路に逃げ込んだ俺はシズちゃんにとうせんぼされて退路を断たれた。いつもなら俺が立ち止まったらここぞとばかりに仕掛けてくるシズちゃんも一定の距離を保って止まる。
どうしたんだろう?俺が逃げ道のない場所に逃げ込んだから罠だって警戒してるのかもしれない。まあ、警戒するのも無理はない。俺だって通り抜けられると思って逃げ込んだ先の建設中ビルだったんだから。
シズちゃんが仕掛けてきたら隙をついて横をすり抜けるか、空間利用で上に逃げるか。
睨み合った均衡状態は、今まで何度も経験したことがあったから、今後の対策を過去の実例と照らし合わせて考える余裕はあった。逆に言えば、経験則から数パターンシュミレーションした以外の動きを取られると反応が遅れるってことで、シズちゃん相手に一瞬の迷いは文字通り致命傷になるのは良く分かっていた。
はずなのに、結論から言うと致命傷を負った。・・・・・のだと思う。
『大っ嫌いなシズちゃんに抱かれる』なんて致命傷以外のなにものでもないのに、はっきりしないのは破廉恥事件の後のシズちゃんの反応と自分自身の計り知れない心情のせいだ。
先に動いて緊張状態を壊したのはシズちゃんだった。
手にしたひしゃげた一時停止の標識を投げ捨てる。ガランガランと耳障りな金属音がしたけど、周りには猫一匹いないから誰からの咎めもない。俺が少し目を細めたくらいだ。
長物を捨てたってことは接近戦に持ち込む気だ。シズちゃん相手の肉弾戦は不利だから間合いを詰められると正直困るんだけど、ナイフで威嚇するにはやっぱり近い方が効果はある。
たかが威嚇、されど威嚇。
それは鋼鉄のような肉体のシズちゃんにも有効で、俺のナイフなんてかすり傷程度にしかならないって分かってても、刃物が光れば一瞬怯む。俺たちの喧嘩では隙を見せた方が、即負けに繋がる。シズちゃんから逃げ仰せたら俺の勝ち、捕まったら負け。徹底的にボコられる。
威嚇して隙が出来たら逃げようと、いつでも取り出せるように袖口に仕込んだナイフの存在を確かめて、シズちゃんの出方を窺う。
するとまぁ何て言うか、何とも言えない顔をしていた。奥歯に物が詰まって取りたいけど取れないような、くしゃみが出そうだったのに引っ込んでしまったような、すっきりしない顔で俺を見ていた。
「なに?」
警戒は解かないままシズちゃんの一挙一動に神経を尖らせる。シズちゃんは微妙な顔のまま近付いて来た。怒りは一旦収まったらしく、感情だだ漏れ派のシズちゃんから殺気は感じられなくなっていた。
大好きなチョコレートだと思って噛り付いたらカレールーでしたみたいな、似て非なるものの罠にかかった残念な自分をどう慰めようって思案してる何とも形容しがたい顔でシズちゃんは俺の前に立った。
ちょっと手を伸ばせば触れられる距離。シズちゃんの力で腕を取られたら、それを振りほどいて逃げるのは至難の業だから、その前にシズちゃんを足場にして上に逃げよう。シズちゃんを足蹴に出来るのは気分が良いし。
いつもと違って切れの悪いシズちゃんはからかっても詰まらないし、ずっとこんな調子じゃ時間の無駄。シズちゃんをからかいに出向くこと自体時間の無駄って言っちゃ身も蓋もないけど、そこは日常じゃ味わえないスリルを味わいたくなるって言うのは誰にでもあるわけで。
兎に角、巻いてしまおうと考えて行動を起こそうとする直前に、シズちゃんが動いた。
伸びてきた手に俺は身を引く。けれど、追い詰められた先は袋小路。後ろに退路はなく、背中にコンクリートの壁の固さが伝わる。
変な調子のシズちゃんなんて、とっとと切り捨てれば良かったと後悔しても遅い。やばい、捕まる。
身構えた俺の胸の前でその手は止まる。ちょうど、何か頂戴と差し出された感じで。
その掌は俺のより一回りほど大きかった。俺も繊細で綺麗な指先って誉められるけど、シズちゃんの手は俺とは違ったタイプの綺麗な手だった。
仕事でも切れて色々な重い物を持ち上げるから、マメとか出来てもっとごつごつした手かと思ってたけど、シズちゃんの筋肉は鋼鉄並だからそんなものも出来ないらしい。丸い指先に節が目立つけど、意外と細い指だった。
シズちゃんにあげるものなんてない俺は、差し出された手の意味が分からなくて血色の良い掌をじっと見ていると、更に近づく。
「て」
短く言い切ったシズちゃんの顔を見る。
はい?て?え、てってなに?
意味が分からず、眉を潜めると催促するように掌が上下に動く。
ああ、手を出せってことね。一言って言うか、一文字で分かるかよ。
シズちゃんが何をする気か皆目分からないから、躊躇するけど、出さなかったら無理矢理出させることは明白で、渋々右手を出す。
シズちゃんの掌と俺の手の甲が触れる。思えば、傷つける目的以外で触れ合うのは初めてだった。
眉間に皺を寄せたシズちゃんは手の皺を確かめるように凝視する。本当に何なんだ。手相でも習い始めたのか。
あのさぁ、と俺が言いかけたとき、シズちゃんが動いた。うーん、今日は先を越されてばっかだ。
無言のままゆっくり腰を折ると、掌に口を当てた。掌=俺の、口=シズちゃんの、である。
俺は、腰を屈めて掌に唇を当てるシズちゃんの茶色がかった地毛の見える旋毛を不思議なものを見る感覚で眺めていた。
<以下続く>
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