うめぼしの種
ヲタクの生態、日常のこと、色々。 現在デュラララ(シズイザ)、進撃の巨人(エレリ)にハマリ中。MOEの続く限りゴニョゴニョと。 BLにご理解ない方はお戻り下さいませ。
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2012
02,04
11:40
シティお疲れ様でした
CATEGORY[off]
相変わらずの寒さで指がかじかむ日々です。ちょうさむい。
29日のシティお疲れ様&当スペースにお立ち寄り頂きありがとうございました。
お陰さまで、one more time,~が完売致しました。ありがとうございます。
当日は超まったりで服飾でたっぷりお買い物が出来てウハウハでした。
お隣さまから頂いたハート型チョコあられがスーパー可愛くて美味しかったです。
何もお返しできるものがなくて申し訳なかったです・・・・。見てないと思うけど、ありがとうございました!!
明日は池クロですねー。申し込んでないので一般で行こうか検討中です。
次回は春コミ予定です。落書きメモをみたら『イザデレ』と書いてあったのでそう言う話に、なる、の?か?
自分のネタ帳が分かり難くてつらい!
以下はインテでの無配です。
1月3日は岸谷家に集合。
これは来神高校出身の4人には暗黙の了解で、恒例行事の新年会が催される。
4人と言うのは、家主の新羅、その幼馴染の静雄、その静雄をからかって遊ぶ臨也、そして、仲裁役の門田だ。
学生時代は臨也が門田を伴って新羅の元を訪ね、その後から静雄が来て犬猿コンビが喧嘩を始め、門田に「正月早々人の家で喧嘩をするな」と説教を喰らうのが常だった。
さて、そんな友人にも問題児扱いされている臨也は例年通り門田と新年の挨拶に行こうと思っていた。しかし、繋がった携帯電話片手に路上で呆然とする。
「え?仕事?」
左官をしている門田は、毎年三が日は休みだと調べはついている。
『ああ、明日から開店する店舗の内装の仕事があってな。今年は行けそうにないって岸谷に伝えてくれ』
そんな情報まで臨也の元には入ってこない。
思惑の外れた彼は見えない相手に渋面を作る。
「えー、ドタチンが行かないなら俺も行かない。新羅にはいつでも会えるし」
まるで女子のようなことを言う。20代半ばの男のイタい我侭にも門田は慣れたもので電話越しに苦笑する。
新羅にいつでも会えると言うなら、門田にもそれは当てはまる。
なかなか素直に人に甘えることが出来ない臨也の性格を知っている門田としては、叶えられるなら叶えてやりたいが、今回は無理だ。職人としてのプライドが勝った。
それに、新羅にも「門田君は臨也を甘やかしすぎだ。調子に乗るからやめてよ」と最近お小言を貰ったばかりだ。
『そう言うな。折角の新年会なんだ。岸谷も楽しみにしてるだろ』
「あいつは運び屋さえいればいつでも楽しいよ」
ふて腐れたように言ってから臨也は後悔する。
これじゃ、駄々を捏ねる子供だ。
これ以上、門田を困らせるのは臨也の本意ではない。門田は公平な判断をして臨也を諌め、その上でいつも見放さなかった数少ない友人だ。
「分かった。じゃあね」
言葉少なに電話を切ろうとしたその耳に、『静雄にも宜しく伝えておいてくれ』と聞こえて、若干重い気持ちで回線を切った。
「シズちゃんかぁ」
臨也の呟きは白い吐息で吐き出される。
シズちゃんがいるからこそ、ドタチンに来て欲しかったのに。
臨也の心中は声になることはなく、やはり白い息となってその場に散った。
静雄が手土産のプリンを持って岸谷家を訪れたとき、集まりは悪かった。
と言うか、誰も来ていなかった。いつもは静雄が最後なので、「今年は珍しいな」と迎え入れたセルティに零す。
通された居間は何故か焦げ臭い。
「やぁ、静雄くん。明けましておめでとう。今年もよろしく」
新年の挨拶をする新羅は片手に消火器を持っていて、何回か見たことのあるその姿は、セルティの料理が失敗したことを物語っていた。
『すまない。皆で食べれるものをと思ったんだが』
肩を落とす彼女を慰めるように静雄は声を掛ける。
「いや、気にすんな。プリン持ってきたから食おうぜ」
小さな箱には5つのプリンが収まっている。
集まる人間は4人。+人外が1人。その人外は首の盗難にあっているため、食べることが出来ないから、結局自分の腹に収まると分かっていても、静雄はいつもセルティの分も買ってきた。
セルティは『私は食べることが出来ないから』と言うのだが、そこにいるのに用意しないのは何となく嫌なのだ。
新羅がスプーンを用意して、さあ食べようと二人がスプーンでプリンを掬おうとしたその瞬間、微かな電子音が鳴り響く。
「あ?」
好物を前に水を差された静雄は一気に不機嫌になる。
「ごめん、私の携帯だ。先に食べてて」
新羅は床に置いたドクターズバッグから携帯を取り出すと居間から出て行く。
廊下に出た新羅は、急患なら静雄くんには待ってて貰わなきゃなと考える。家人に会わずに手術室へ行けるような部屋の配置にしたのは、他人と顔を合わせるのを快く思っていない人々が患者として訪れるからだ。
この配置は来客中にも助かる。
今日は誰かな、と思いながら通話ボタンを押した。
数分後、通話を終えて戻った居間にはセルティが一人でいた。
「あれ?静雄くんは?」
トイレ?と聞く新羅にセルティは首を振る。
『お前が電話に立った後、凄い形相で出て行った』
あいつ、どういうつもりだとか言っていたが、何のことだろうなとセルティの首から出た黒い煙のようなものが?マークを象る。
心底感心した新羅の口からは、溜め息とも感嘆ともつかない声が漏れた。
「すごいな・・・・。彼に関することなら何でも感知するのか、はたまた、多少の距離はもろともしないのか・・・・」
新羅の独り言に再び首を傾げるセルティに、にっこり笑ってみせる。
「今年は誰も来そうにないね。セルティ、二人きりでゆっくり新年を祝おうよ」
テーブルには一口分欠けたプリンが乗っている。もう食べられることはないだろうそれを見て、新羅は笑みを深くした。
携帯をポケットに滑り込ませ、フードを深く被る。
寒いし、さっさと帰ろうと一歩踏み出す。しかし、それ以上進めない。後ろからの無言の圧力に負けて臨也は振り返った。
そこには案の定、咥えタバコの静雄が仁王立ちしていた。
いつもなら軽口を叩いて「うぜぇ」の一言と共に標識で襲われて逃げるのがパターン化されているが、今日の臨也は無言を貫いた。
その沈黙を破ったのは珍しく静雄の方だ。
「何で来ねぇんだよ」
色々省略されているが、マンションの下に来ているのに、新羅に電話だけして家には寄らずに帰ろうとする臨也の奇行を指しているのは一目瞭然だった。
静雄は不満げな顔の臨也の前に立つ。答えを聞くまでは梃子でも動かない姿勢だ。
顎を引いて少し目線を下げた臨也は静雄の黒いコートのボタンを意味なく見詰め続ける。
頭に若干の重みを感じると同時に、フードが脱がされた。頬にひやりとした冷気を感じて諦めて臨也は小さく言う。
「ドタチンがいないから」
その一言に、静雄を取り巻く空気が一気に冷え、二人の間の温度はツンドラ地帯にまで下がる。周りに人がいたら、ぎょっとしてそこを迂回するだろう。
「門田が何だって?」
「電話したら、仕事で来れないって」
俺には連絡なしで門田にはすんのか。テメェの恋人って俺だよなぁ?
と言う、文句は男の意地で堪える。
それでも、不満は臨也に伝わった。元々感情の起伏が激しく、隠すなんて器用なことは出来ない性質だ。
「だって、俺達って会えば喧嘩だし。ドタチンがいれば止めてくれるし、正月くらいは、シズちゃんを怒らせないようにしようって言う俺の優しさだよ。でもドタチンが来れないって言うから」
ごにょごにょと言い訳のような訴えの語尾は小さくなる。
そう言うことか。変な気回してんじゃねぇよ、とは言えなかった。暴力が嫌い、平和に暮らしたいと思っている静雄を臨也なりに想っての行動だからだ。
しかし、そんな気を回して恋人と会わないのはいささか的外れでは?
それならば、会って、喧嘩して、仲直りして、一緒の時間を過ごしたいと静雄は思う。それは臨也も同じで、「あー、もう止め、止め」と計画を放棄した。
「シズちゃん、お腹すかない?シズちゃんちで鍋しようよ、鍋。水炊きなんて良いね。あ、それともちょっと良い肉ですき焼きにしよっか」
スーパー寄ってから行こうと言う臨也にふと思ったことを口にする。
「お前、プリン作れるか?」
「プリン?」
首を傾げて、横を歩く静雄を見上げる。
「まぁ、作れるんじゃない?卵と牛乳と砂糖があれば。あ、あとバニラビーンズかバニラエッセンス」
材料を指折り数える。
「その材料も買って行こうぜ」
「えー?プリン作るの?俺が?」
突然の申し出に臨也は面倒臭さを隠さない。
「お前のせいで食いっぱぐれたんだ。作れよ」
「は?俺のせい?意味分かんないんだけど。ってか、上から目線気に入らない」
「食う瞬間に電話掛けてきたお前が悪い」
静雄は食べられることなく岸谷家のテーブルにポツンと残されたプリンを思う。
「あー、あそこのプリンね。シズちゃん、毎年買ってくるよね。うん、あそこのは美味しいと思うよ。幽くんに教えられた店ってだけあるよねー」
すぐに察した臨也はうんうんと頷く。
遂に、他人宛の電話越しでも自分の気配を感じるようになったのかとか、好物のプリンを放り出して、自分の元に来たと告白していることが分かっているのだろうかとか、色々思うところはあるが、静雄の『好きなものランキング』堂々の第一位は折原臨也らしい。
それは何となくむず痒く、気恥ずかしのだが、悪い気はしない。臨也だけが、静雄を思って苦心したわけじゃないんだと分かる。
「良いよ。負けないくらい美味しいやつ作ってやる」
請け負ったからには、本気を出す。
臨也の目に本気を見た静雄は、プリンへの期待と、暫く家に入り浸るであろう臨也を思ってばれない様に口角を上げた。
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