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2012 03,13 23:02 |
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ご無沙汰過ぎる更新ですorz
春コミ、参加します。 スペースNo.西2 ち54a 【うめぼし】 先日、入稿しましたので、何事もなければ新刊があるかと。 今回、書けずに迷走して、書けないよーとお友達に泣きついたところ、それはスランプだと言われました。スランプ恐ろしい。 いつもの如く表紙はきりさきさんに作成して頂きました。頭が上がりません。 もう、リアルの精神的苦痛が大きすぎて、表紙を見ることなく入稿とか。 マジ有り得ない状況でした。 そんなわけで、表紙は当日までのお楽しみです。ドキドキ。 内容は・・・・・いつも薄暗い話なんですが、今回は超暗い話です!暗いシズイザですハッピーエンドですが。 捏造奈倉さん、甘楽さん、臨也のご両親、子イザ。捏造だらけです。 結構エロ大目(当社比)だし、無理矢理表現もあるし、苦手な方はごめんなさいです。 ご注意下さい!! 生物部プチに参加させて頂きます。 ペーパーを持っていくつもりですので、貰いに来て下さると嬉しいです。 スランプから脱却すべく、小ネタを上げていこうかなと思う日々です。 《ご注意》 当サークルの発行物の多くはR18指定です。 年齢確認をさせて頂く場合がありますので、年齢の分かる身分証をお持ち頂くようお願い致します。 ↓ 春コミ新刊 【真夜中と真昼の夢】 サンプル 部屋は酷い有様だった。男2人が争った跡。その荒れた部屋の中でも臨也の様子が一番痛ましかった。
体中に赤黒い痣が残り、噛み痕からは薄っすらと出血している。手首や足首にはくっきりと手形の痣が残っていた。顔には涙の跡が乾いていて、その頬に触れた静雄の指は震えた。 目蓋が痙攣して、ゆっくり赤い目が現れる。その目は左右に彷徨った後、静雄を見る。 「別れよう」 震える声で言ったのは静雄だった。 臨也は黙って静雄を見る。 「別れよう」 もう一度言った。 「嫌だ」 短い返事は散々啼き喚いたせいで掠れていたが、声音はきっぱりとしていた。 「嫌だよ。別れない」 「何でだよ、お前が言い出したんじゃねぇか」 静雄の小さい声に、臨也も小さく、あんなの嘘だよ、泣かないでよ、と言った。 皺だらけになったシーツにぽたぽたと涙が吸い込まれていく。さっきの夢のようだと思った。指摘されて、初めて泣いていることに気付いた。 しょうがないな、シズちゃんは、と言って臨也はその涙を指で拭って、くしゃりと静雄の頭を撫でる。夢の中の臨也と重なった。違うのは、その手の大きさと温かさ。臨也は静雄の頭を抱きかかえて、旋毛にキスをする。臨也を傷付けたと泣き、自分も臨也以上に傷付く不器用な男からどうして離れることが出来よう。 「俺、別れないから。どうしても別れるって言うなら、シズちゃん殺して・・・・・・俺は逃げる」 静雄は状況も忘れて、思わず吹き出す。 「普通、俺を殺してお前も死ぬんじゃねぇの?」 荒廃した部屋の空気が少しだけ和らいだ。 「嫌だよ。何で殺すリスクを犯して俺まで死ななきゃなんないのさ」 そう言われると確かにそうだ。ドラマなどで見る痴情の縺れは、その方が情熱的に見えるからだろうか、と静雄は思う。 「シズちゃん殺して、体は持って行けないから・・・・そうだな、首だけ持って逃げる。日本中を逃げ回って、全国回ったら海外に逃げるんだ」 甘美な夢想に耽る。 デュラハンの首のようにガラスケースに入れて、特殊な液体で満たして防腐措置をして、それを抱えて世界中を放浪する。そして日本には二度と戻らず、誰も知り合いのいない国で静雄の首と共に朽ち果てるのだ。東京は魅力的な街だが、静雄がいなければ未練はない。 逆に言えば、臨也は静雄を殺すことが出来ない。自ら興味の対象を抹殺することなど好奇心の塊の臨也には無理なことだった。そして、一番近しい立場の一人になったのに、全てを静雄に明け渡すことも出来ない。けれど、諦めることも到底出来ない。 (中略) 静雄は臨也の嫌がることはしなかった。愛撫する手も今までになく優しかった。それが臨也には逆に物足りなかったけれど。臨也の感じるところを知り尽くした手が愛撫を与える度に身体は勝手に跳ねる。 弱い乳首を攻められて、イヤイヤと首を振ると愛撫は止まってしまう。え、え?何で?と言うと、だって嫌なんだろ、と静雄もきょとんとして聞き返してきた。 わざとか!?と思ったがどうやら素の反応の静雄に臨也は開いた口が塞がらない。駆引きとかムードとかそう言うものが一切通じない相手、とその一言で思い知らされ、何でこんなのと5年も付き合ってられたんだ、と今更ながら思う。 「ち、ちが・・・・・き、気持ち良いから、あの・・・触って、下さい・・・・・」 何でこんなこと言わなきゃならないのか、臨也は泣きたくなる。 そうなのか?と言って静雄はまた熱心に乳首や臍の辺りを舌で転がしたり、撫でたりする。それは、受け入れるための孔を拡げるときも同じで、予測出来ない動きで指を動かす静雄に、臨也が少しでも痛いとか快感のあまり嫌だと言うと手は動きを止めてしまう。引き延ばされる快楽に、もう本当はわざとじゃないのかと思う。 結局、臨也は気持ち良いとか、もっと触ってとかしか言えず、強要されたわけじゃないのに、いつも以上に卑猥なことを口走っていた。 PR |
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