うめぼしの種
ヲタクの生態、日常のこと、色々。 現在デュラララ(シズイザ)、進撃の巨人(エレリ)にハマリ中。MOEの続く限りゴニョゴニョと。 BLにご理解ない方はお戻り下さいませ。
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2011
01,24
21:56
シズ誕ss②
CATEGORY[デュラ(イザ受)小説]
調子に乗って食べ過ぎた・・・気持ち悪い・・・
何でお腹いっぱいなのに食べてしまうんでしょう。
私、オカシイよ・・・
シズ誕ssはオカシナ二人の話になりつつあります。
付き合ってはいない・・・はず。
いつものように臭いを頼りに歩くと奴はガード下にいた。
ガードレールに腰掛けた奴は数人の少年少女に囲まれていた。
話しているのは専ら年下の彼らの方。臨也はただ黙って頷いてるだけだ。
それは俺には珍しい光景だった。俺の前に現れる臨也はしゃべってばかりだったから。
何だ、人の話も聞けんじゃねぇか。
社会人として当然の事を思う。臨也は自由業だからそう言う観念がないのかと勝手に思っていた。
その時、臨也と目が合った。俺の視線に気付いたのだろう。
いや、俺があいつを見つけた瞬間に気付いていたのかもしれない。
臨也はおやと言うように柳眉を上げる。
その臨也の様子に、少女の一人が俺に気付き、隣の少年の腕を引く。
少年たちに緊張の色が走る。
犬猿の仲の二人の邂逅を目の当たりにしているのだから当然だ。
その様子を見た臨也は口角を上げて、見る者を安心させる笑顔を浮かべる。
俺はこの作りものの笑顔が大嫌いだ。悪魔の笑みだ。
だが、奴の信者には天使の笑みに見えるのだろう。取り巻き達は頬を赤く染め、はにかむ。
臨也はそんな彼らの頭を一人ずつ撫でる。
「もうお帰り」
その一言で奴の信者はこくりと頷くと去っていった。
俺は黙って臨也に近づく。
「やあ、シズちゃん」
「お前、鍵返せよ」
スペアがあるから困らないが、臨也が持っていると思うと落ち着かない。
「スペアがあるから良いじゃない。もう少し貸してよ」
やっぱりスペアがある事知ってたか。
大方、知ってて貸せって言ったんだろうな。
「お前が何したいのか分かんねぇんだよ。勝手に家入っても荒らす訳じゃないし、ただ飯作って帰ってただけじゃねぇか」
「あれ?荒らしても良いの?・・・って言ってもシズちゃんの部屋何もないからなぁ」
単に物がないと言いたいのか、金目の物がないと言いたいのか。両方だろうな。
返せと言っても素直に返って来るとは思っていない。
力ずくで取り上げるしかないなと臨也に一歩近付くと、ふわりと甘い匂いがした。
覚えはあるが嗅ぎ慣れない匂い。
でも、良い匂いだ。こいつのどこから香ってるんだ?
臨也の髪に鼻を埋めるようにして匂いを嗅ぐ。
「ちょっ、ちょっとシズちゃん、何やってんだよ?」
ぐいっと体を押し返される。その顔は赤くなっている。珍しいものを見たな。
「お前、甘い匂いがするぞ」
臨也はえ?と首を傾げると自身の匂いを嗅ぎ始める。
「そんな事ないけど?シズちゃんの嗅覚がおかしいんじゃないの?」
「いや、確かにする。何だろうな、嗅いだことある匂いなんだけどな」
俺はそう言ってもう一度臨也の首筋の匂いを嗅ぐ。
「だから!近いって!!」
臨也はまた俺の体を押しのけようとする。
そこに風が生まれて、ふわっと香った。
バニラだ。
「お前、バニラの匂いがする。香水でも付けてんのか?」
意外な事にバニラと言う単語に臨也は反応した。
あっ!と口を開けると、ガードレールから飛び降り、そのまま俺と距離を取った。
「じゃ、俺もう行くよ。お疲れ!」
そのままくるりと回ると駆け出した。
「あっおい!鍵!!」
そう言った時には既に奴の後姿すら見えなかった。
そして仕事を終え、家のドアを開けた俺を待っていたのは茶碗蒸しだった。
本当にアイツは何をしたいのか分からない。
そう思いながら食べた茶碗蒸しは卵と出汁の良い味がした。
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